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キーちゃんです。大変おひさしぶりです。ブログを始めたはよいものの、生来の怠け癖がわざわいし、結局ずっとほったらかしにしていました。テーマは野良猫の保護と母猫の里親探しだったわけですが、もう読んでいる方もいないと思われる現況においてさて現在のご報告です。 お察しかもしれませんが、結局あれからキーちゃんはしっかり我が家の猫におさまってしまっております。お一人里親候補はあらわれたのですが、お家の事情で結局断念。その方から「やっぱり今回は…」と連絡を頂いた日、「じゃあこれでもうウチの子にしてもいいやん!」と思ったことを覚えています。夫も同意見だったと思うのですが、しばらくはお互い何も言わず静観。やがてどちらからともなく「もういいよね」という雰囲気になり…。 ま、キーちゃんはその辺見越していたのだと思います。ウチの子になるかい?と心で聞いた時「だって、あたし、もうここんちの子じゃん!」と目で言った…ような気がするのですよ、実際。病気がなかったというのも幸いでした。 保護後は威嚇→逃げる→徐々に平静という状況でしたが、最後の日記から約2年弱が経過したいま、キーちゃんは本当に普通に過ごしています。猫として普通すぎるくらいに。食べて寝て先住猫と遊んで…そして人間はいまだに避けられています。触らせてくれません。でもふいをついてぎゅっとつかむとおとなしくなり、決して爪をたてるということはまったくありません。その辺許容してくれているのか。 いっこだけ。 隔離していた部屋から出して先住猫と会わせたのがちょうど1年前。それまでは隔離部屋に人間が入ると、自分からスリスリしてくるくらいのフレンドリーさを(避けているとはいえ)見せるようになっていました。ここまで来たか…と感慨深く思ったものです。じゃあもう混ぜてもいいね、と…。そして部屋のドアを開けた日。スススス〜っとナチュラルに抜けだし先住猫を見つけスリスリし、まるで何年も前から住んでいるかのような振る舞いを見せたのでした。先住猫側もあまり気にせず。おお、キーちゃんやるねえ、敏腕やねえ、うまくいきそうやねえ、と人間は目を細めたものですが、なんとその日から我々人間はまったく彼女の目に入らなくなったかのように、完全無視されることとなったのでした。猫の仲間を見つけたとたんコレなわけ?ひどいね。などと言っていると夫曰く「猫の国に帰ったんやね…」 というわけで、日々人間を無視しつつ、先住猫とは楽しく遊び、なかなかおだやかに猫の国に帰ったキーちゃんは過ごしています。最初は「もうダメだ、こんな猫、絶対馴れない」と思ったのですが、それは杞憂でした。どんな猫もこたえてくれる、それを実感した日々です。しかし無視されていますが…。 (人間に)感謝もない、媚びもない、関心もない。それでいいんです。そんなキーちゃんを愛してかしずきつつ、猫の国に同居させてもらって、我々夫婦はこれからも生活してゆきます。長々と書きましたが、いまはこんな感じです、と少ないながらもコメント下さった方や読んで下さった方にお礼を言いたくてご報告しました。これで一応最後の報告になりますが、気が向いたらまた更新するかも、かどうかはわかりません。とにかく猫と人間は元気です。みなさん本当にありがとう。 キーちゃんです。ここ数日間、彼女にちょっと変化が見られるようになってきました。今までよりもグンとそばまでやってきたり、かと思うと、急にゴロゴロ言い出したり…。なんといっても驚いたのは、私がソファに座っていた時に、ぴよーんと横に飛び乗ってきた事です。いいの!? キーちゃん!人間いるよ!とこちらもびっくりしたのですが、キーちゃんは「ちょっとだけね」といった感じで私の膝などをかいだのち、ふんわり去っていきました。 あるいは気づいたらジーッとこちらを見つめていたりして、その見つめ方がまた何というか…まるで初めて私の事を認識したかのような瞳なのです。「あら?こんな人いたかしら、誰だったかしらこの人…どちらさま?」とでも言うような。もしかしたら本当にそうなのかもしれません。ブランニューデイ、日々新たにキーちゃんの脳も更新されていっている事を願います。いい方に。 写真はソファでくつろぐキーちゃん。カメラを向けるとくつろぐどころではないようですが…。難しいなあキーちゃんは。 ●この子は8月に保護した野良猫♀1歳です。ただいま里親募集中です。 面会ご希望の方はsoda@fa3.so-net.ne.jpまで! スピッツの曲のひとつに「猫になりたい」というタイトルがあります。猫になりたい 君の腕のなか 寂しい夜が終わるまで そこにいたいよ 猫になりたい 言葉ははかない 消えないように傷つけてあげるよ …と、サビの部分はこうなのですが、前半部分は抽象的な内容なので、歌詞の途中で急に猫が出てくる感じです。なんだ、この男(多分)は猫になりたかったのか、と聞いているとびっくりするわけです。 猫になりたい。なりたいかなあ。別になりたくはないけどなあ、と自問しつつ、この歌が私はスピッツの中では最も好きかもしれません。「消えないように傷をつける」。マサムネ氏は猫を知ってるなあ、そうじゃなきゃこんな歌詞書けないよなあ、と聞くたびにしみじみするわけです。 昨日、窓辺で本を読んでいたら、キーちゃんにいきなりジャンプされ、私の右横にある本棚のスキマに入られました。相当の近さです。でも自分でもその近さに驚いたのか、キーちゃんは「きゃあ」といった感じでぴょーんと逃げ出しました。棚にいたのは3秒くらいです。もしその時に撫でようと手を出したら防戦されて引っかかれたかもしれません。でもそれは事故です。キーちゃんが悪いのではありません。ウチのモト猫は私たちに爪を決してたてませんが、キーちゃんの爪痕ぐらいはそのうちはずみでつくかもしれないな…とは思います。そしてご存じのように、猫の爪痕というのはなかなか消えないものです。 写真は自転車通勤の途中でいつも通る猫だくさんのおうちの一匹。 ![]() ウチにはもともと、1998年の夏にあいついでやってきた二匹の猫がいます。二匹とも揃って今年で11歳♂。 黒猫のびんは、姉の猫好きの友人が大阪で拾った子。「猫いらん?」の一本の電話で我が家に舞い込んできました。 茶白のちびちびは、当時あたらしい職場で働き出したばかりの私が、仕事帰りに道で拾った子です。厳密に言えば、拾ったのは、そのとき車の往来から子猫をなんとか保護してあげようと必死だった中学生の女の子です。通りかかった私と一緒に捕獲したのですが、主に頑張ったのは彼女。本当に優しい子で、引っかかれて血だらけになった手で、団子のように丸くて小さかったちびちびを私の手に託したのでした。「ウチはお母さんがダメって言うから…」こんな情景にでくわしたら、大人は頑張らないといけないでしょう。というか、更に追加でその場にやってきた近所の美容院のおばさまに「あんた、連れて帰り!ほら!」とビニール袋を手渡されたというのもあったのですが…。あの少女はいまはどうしているでしょう。きっと今も動物に優しいまま、立派な大人になっていると思います。ともあれ、私が生涯ではじめて自分の意志で拾った猫、という意味ではこの「ちびちび」には一種の感慨があります。 二匹は子猫同士だったというのもあるのですが、最初から仲良し。2週間だけ先にいたびんが「グーグー」なみのフレンドリーな性格で、獣医さんに「犬みたいな猫」と言われるような子だったというのもあるでしょう。対してちびちびは、幼時の経験もあるのか非常に臆病でおとなしい子です。しかし、喧嘩の時はびんを圧倒することもしばしばで、なんだか、大らかで純朴な青年が、見かけだけオトナシぶった我が儘な女の子に翻弄されている図、と見ることもできます。しかし、ちびちびは当初は本当に小さく可愛らしく、だから「ちびちび」とつけたのですが、今では5キロ超えの立派な体格自慢となってしまいましたとさ。首の太さなんてそれはもう…。 と、そんなことはどうでもよくて。 このように、まだまだ元気とはいえ人生の後半生に入った猫たちにできれば新たなストレスを与えたくなく、キーちゃんはあくまで一時保護、これからも続くよ里親探し…というお話でした。 ![]() 母ちゃんです。気づけば前回から10日以上も経ってました。 最近では「キジ猫」からとって「キーちゃん」(アクセント平坦に)と呼んでしまっています。これでは既にウチ猫のようではないですか。「お嫁に出す」という強い意志があったから、あえて名はつけなかったのに、一度使うとその呼びやすさに馴れてしまいます。 「まあできるだけ今のうちに可愛がって人間に馴れてもらってやな、それでいい人にもらってもらう、と。」と夫は言いますが、その「人に馴れる」は牛歩のごとき進展しか見せておりません。逃げていく後ろ姿のしっぽをフワっとさわるのが精一杯。それすらも、タイミング次第ではシャア言われます。でも最近は言わないことも多いかな。少しずつ前進でしょうか…警戒されずに近づくために、人間が文字通り匍匐前進する日もあったりします。 とにかく、子猫もいなくなって「ただのあたし」になったこの子には、もはや「母ちゃん」よりやはり別の名前がふさわしい気もします。というわけで当分は「キーちゃん」(仮名)です。お気に入りのソファの上で切るメンチもやや柔らかくなったような。 ●この子は8月に保護した野良猫♀1歳です。ただいま里親募集中です。 面会ご希望の方はsoda@fa3.so-net.ne.jpまで! ![]() 少し間があいてしまいました。 母ちゃんとの距離は相変わらずな今日この頃。 毎朝起きてから、(2匹の先住猫から)かくまっている部屋のドアを開けると、ソファにちんまり寝ている母ちゃん。それを見ると「かわいいなあ」という思いも沸いてくるのですが、次の瞬間「もおっ入ってこないでよ!」と言わんばかりの態度で逃げるのを見ると、しんみりいたします。でもご飯がもらえるとわかっているので、結局はイソイソと寄ってくる姿はまあいじらしい。もう飢える事だけはないからね、母ちゃん。アトは優しい(そして辛抱強い)人にもらってもらうだけ!その日のために自分磨きしようよ!愛想よくできるようになろうゼ! と思い、ご飯をあげるときにちょっとさわってみる訓練などしてみました。ちょとしっぽに触れただけなのに「だから!やめてってば!」と翻訳できる勢いで久々に「シャア」言われました。小さめのシャアなのでちょっと可愛いくらいだったのですが、それ以上は手は出せず…。道けわし。まあまだ20日目ですから。でもさわられたくないだけで、本当におとなしいいい子なんです。寛容で辛抱強い人のぞむ、です。 写真は、椅子の下に入るのが好きなの。なところを撮影。本当に撮るのが下手です。 ![]() 今朝、出勤しようと外に出て自転車の鍵を外し鞄を直したりしつつふと目線を挙げてみたら、窓辺にキジトラ母ちゃんの顔。ずっと見られていたなんて知らなかったよびっくり。気づかれて向こうもびっくり。窓越しにもドギマギしているのがわかりました。 で、仕事から帰ってきた時も同じところに自転車をとめ、顔を上げてみたらまた母ちゃん。朝も夕もおんなじ事がおこったね、母ちゃん。ぱしゃり撮影。曇りガラス(本当は普通のガラス)のような雰囲気になりましたが、どことなくアンニュイな表情が美しいような気もします。外国の古書でよく見るおしゃれ猫写真集みたいかも。 母ちゃん、まださわらせてくれません。鼻先30cmでスススと逃げてしまいます。でも表情は随分やわらかくなったと夫も申しております。保護してからただいまちょうど2週間。 ![]() 今日の母ちゃん猫。 さあ…何をしているんでしょうね。 一階の夫の仕事部屋に寝起きさせて、人間と先住猫2匹は2階以上(我が家は3階建て)にいるのですが、本当に物音ひとつしません。たまーに「うにーん」と鳴き声が聞こえ、これが結構続く事もあるのですが、それ以外は本当に静か。 急に人間に拉致され、子猫も消えてしまったし、まだ呆然としている状況なのかもしれませんが、当初さかんに繰り出していた威嚇&ネコパンチもここ数日はまったく見られません。鼻先30cmくらいまで指をもっていっても静か。フンフンかいで欲しいのですが、それはまだ「ムリ!」とのことです。 もっと我々に馴れて欲しい(でないともらい手みつからない)と思い、時間をみて一緒に部屋で過ごすようにもしているのですが、その間はみごとに気配を消してくれたりして、本当に置物のような猫なのです。あくまでいまのところ。これがいい方に変化してくれる事を祈っています。 さきほどちらっとドアをあけて覗くと、目の前に顔があったのでお互いビクッ。開けてすぐのところにあるソファに寝ていたのですが、「えっヤダ入ってくるの?」といった驚きと心外の表情を明らかに浮かべていました。子猫のように「嫌がってもさわりまくってください」というムツゴロウさん方式が通用するなら、ここはがばっとつかむところですが…。 写真は連れてこられた当初にケージ内でメンチ切っているところ。これからよい写真をもっと撮れるようになりたいものです。 ![]() 子猫は残る一匹「ムギワラ」ちゃん。女の子。 餌付けマダムからもらったボランティアの獣医さんの診断書に「ムギワラ」と書いてあったのをそのまま呼び名にしました。 ムギワラ? 毛並みのこと? はて、そんな呼び方があったのか…初めて知りました。猫の毛並みにもイロイロあり。 ちなみに、どこかのサイトで「猫は毛並みによって性格に差がある」との記事を読みました。なんでも「キジ猫は猫の祖先のリビア山猫に近いので警戒心が強く、黒猫はフレンドリー」とのこと。ああ、ムギワラは母ちゃん譲りでみごとにキジ系だわ。母ちゃんも眉間にしわ寄せタイプだし、ムギワラも見た目は可愛いけどはてどうなるやら... と思っていたら、友人の友人から急に連絡が入り、とんとん拍子に里子が決まった奇跡のような昨日でした。フレンドリーで笑顔が素敵なお姉さんの運転する車で、彼女の気さくなご両親に迎えられ、カチンコチンに固まったままムギワラはもらわれていきました。きっとその固さはこれからこのご一家がほぐしていってくれるでしょう。Nさん本当にありがとうございました! そのお宅がある地区は京都大学の寮も近く、アカデミックな雰囲気と下町的雰囲気が融合した素敵な環境。ムギワラもいっぱい勉強してね! 写真はもらわれていく前日に撮影したもの。アイラインがくっきりきれいに入ったべっぴんでした、ムギワラは。しかしまだしばらくはウチにいると思っていたので、嬉しくもなんだかちょっと拍子抜けした日でした…。ともあれめでたしです。 ![]() 今日5日に、子猫のうち黒猫のクロ(仮名)が、里親さんのおうちに引き取られていきました。ただ、そこには先住の猫ちゃん(同じく4ヶ月)がいるので、どうしてもダメだったら出戻ってくるかもしれない、という条件つきですが…。 そこのお宅の方々が本当に暖かい人々なので、是非ともそこの子になって欲しいと、切望しています。 先住猫ちゃん、クロ(素敵な名前をもらっていました)よ。仲良くしてクダサイ! 写真はぼけぼけのクロ。 保護してから1週間、私の技術のなさでこんな写真しか撮ってあげられなかったけど、新しいおうちで可愛い姿をいっぱい撮ってもらって欲しい。全身マックロなので、背景を白にすると実にシルエットが美しいのだ。我が家の先住猫も一匹黒猫なので、個人的には黒猫にことのほか感情移入してしまうのでした。 しかし、保護してたった一週間で行く先が見つかったこの奇跡。 間に入ってくれた友人にも、その里親さんにも本当に心から感謝します。 猫の世も人の世。 特に今回の件の発端の餌付けマダム(と呼んでいます)を見ていても思うのですが、猫の問題は、人同士のつながりが重要なのだと実感するのでした。猫だけに限った事ではないでしょうが。 クロよ、幸せに。
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